フォンザン(フォンダン)の作り方

フランスではエクレアにフォンザンを塗ります。
砂糖を再結晶させた糖液です。

砂糖を意図的に再結晶させます。
ザッハトルテというケーキがありますが
表面にかけるチョコレートも同じく再結晶させた
フォンザンをかけて仕上げます。

市販の物もありますが 少しの量ですと
簡単に作れますよ。
グラニュー糖 150g
水飴 5g
水 少々(砂糖が浸る程度)
上記を火にかけて114度程度まで熱します。

まな板等 平で熱にも耐える所に流します。
40〜50度位になるまで冷まします。
量がすくないので 短い時間で冷めてしまいます。
木ベラで一生懸命撹拌し 衝撃を与えます。
周囲の糖液も内側に入れ込み 均一に撹拌します。
撹拌し続けると 急に重たく 白っぽくなってきます。
糖液が再結晶しました。
固まったところで 出来た生地を練りこみます。
モッチリしたペースト状の生地が出来上がります。
少量のお酒(通常はキリッシュ酒)と少量のシロップを
鍋に入れます。
鍋を弱火のコンロにかけ 人肌ぐらいになるまで
木ベラでかき混ぜながら温めます。

熱くしてしまうと 最初の糖液に戻ってしまいます。注意です。 
よく練りこみながら かき混ぜると
フォンザンが艶やかに溶けて ドロッとした液状になります。
シュークリーム、エクレアをさかさまに漬け込み
上部にフォンザンをつけます。

たれてきた生地を指ですくい上げます。
シュークリームさんに帽子をかぶせてあげるカンジです♪

フランスでは、新人のパティシエさんのお仕事です。
完成です!

生地をシロップで伸ばしましたが
一部をカフェリキッドに置き換えると
コーヒー味のフォンザンになります。

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