キッシュ ロレーヌの作り方とレシピ
タルト型に生地を敷き、具を詰めて焼く料理で 溶き卵、生クリームを塩、コショウで
味つけしたものです。ベーコン、ハム、チーズなどを加えたものを、織りパイや練りパイで
作った器型の生地に入れて焼く前菜です。食前酒(シャンパン等)と一緒にいただくと 
とても美味しいですよ。お休みの日にご夫婦で作ってみてくださいね♪
直径21cmタルト型1台分
*所要時間3〜4時間(練りパイの製作時間は除く)
全卵 2個(M〜Lサイズ)
生クリーム 35〜45パーセント 150g
牛乳 75g
グリエールチーズ 40g
玉ねぎ 200g
ベーコン 120g
塩、胡椒、ナツメグ 少々

←アップの写真も見られます
パートブリゼ(練りパイ)を麺棒を使って丸く伸ばします。
型に敷く予定の大きさよりも 一回り大きく伸ばします。
中心にピケをして パイが浮き上がりすぎないようにします。

●ピケ(パイが焼いた時、浮き上がりすぎないように穴を付ける)
生地をたるませながら タルト型に敷きます。
お菓子の基本は 隅と辺です。

パイは焼くと縮みます。フチが理想の形になるように
生地を型の内側に戻しながら タルト型の隅にしっかり敷きこんでいきます。
こんなイメージで生地を敷きこんでいきます。
タルトの型よりはみ出た生地を ハサミを使って切り取ります。

縮む事を予測して 型より1cm程度大きく切り抜きます。
この状態にして 最低2時間以上冷蔵庫に保管し 寝かせます。

2時間以上経った状態で 更にフチの生地を内側に押し戻し入れ
最終的に 型のフチを使って押し切りします。
200度のオーブンで初期焼きをします。
上記の生地の上に紙を敷き タルトストーンをまんべんなく乗せて焼きます。
若干下火を強めにして焼くと良いでしょう。

6割程度焼けた状態で タルトストーンを外し オーブンのスイッチを切り
オーブンのダクトを空けます。(ダクトがない場合は、オーブンのフタを1cm程度空ける)
パイを乾燥焼きをします。(パイの芯がなくなるように コゲないように焼きこむ)

7割程度焼けた状態で 表面に卵黄(少し水を加えると塗りやすい)を
ハケを使って塗ります。

卵黄を塗った後 さらにオーブンに入れ 表面が乾く(卵黄に火が入るまで)まで
焼きます。この状態で最終焼き込みの8割程度に設定します。
ベーコンをブランシール(お湯で煮る)します。

本来ベーコンは、生の豚肉を塩浸けし 燻製したものです。
そのため 火を入れる意味と 余計なアクを取るためです。

市販されているパック詰めのベーコンは、ある程度下ごしらえしてありますので
上記の作業は、必要ないとも思われます。
2〜3分間湯でたベーコンを 冷水に浸けて締めます。
冷めた後 キッチンペーパー等を使って余計な水分を取ります。
幅1cm程度に切り、適度な 塩、胡椒をふって置きます。
玉ねぎを5〜6mmに切ります。
少量の塩をふり バターを使っていためます。
透明感が出てきたらOKです。

この場合の塩は、味付けもありますが 玉ねぎの余計な水分を
出すために施します。
グリエールチーズを直径2〜3mm、長さ4〜5cmにすりおろします。

ハードタイプのチーズであれば グリエールチーズに
こだわる必要はありません。
8割程度焼いた タルト型に玉ねぎ、ベーコン、チーズを敷きこみます。
中心部は若干避け 均等に敷きこみます。
アパレイユ(流し込む生地)を作ります。

卵をよく溶き 常温にした 生クリーム、牛乳を加えます。
上記の生地に塩、胡椒、ナツメグを適量加え味付けします。
ナツメグは、卵、乳製品の臭みを取る為に入れます。
気にならない方は 入れなくてもOKです。

最終的に生地を網を使って漉した後、具を施したタルトにソッと流し込みます。
アパレイユを流し込んだ後 表面に色づけの為のパルメザンチーズ等を振り掛けます。
←アップの写真も見られます

160〜170度のオーブで 20分程度焼き込みます。
上火中心にすると良いでしょう。

焼き色がついてきたら 完成です!

カットするとこんなカンジです。
塩、胡椒はちょっと利きすぎかな?ぐらいがベストです。
ここで初めて 焼きが10割となります。
焼く事は 引く事ができません。
最終的な焼き色をイメージしながら 段階的に調理すると失敗がありませんよ!

お休みの日に ご夫婦で作ってみてはいかがですか?
きっと晩飯がディナーになりますよ♪

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