クレームパティシェール(カスタードクリーム)の作り方&レシピ

「お菓子屋さんのクリーム」という名前のクリームです。
応用が広いクリームですので マスターしましょう。

牛乳 250g
卵黄 3個 
砂糖 60g
バニラ 1/4本
薄力粉 10g
コーンスターチ 10g
バター 10g
バニラスティックをペティーナイフで
縦に切れ目を入れます。

ナイフの背を使ってバニラビーンズを
取り出します。
 
バニラビーンズとは言いますが 決して豆ではなく
バニラの種子です。
 
マダガスカル産、タヒチ産、等があります。
当店使用のバニラはバヌアツ共和国産の
オーガニックバニラを使用していますので
煮出す作業が当たり前の使い方でも安心です。
牛乳の中にスティックとバニラビーンズの
両方を入れます。
銅の鍋を使うと熱が均一になり良いのですが
ない場合は 底が厚めの鍋を用意します。

火を着け80度位まで温めます。
最初にこの作業をしないとバニラの香りが
牛乳に良く付きません。
砂糖の約半量を牛乳に加え溶かします。
卵黄に約半量の砂糖を入れ すぐにかき混ぜます。
すぐにかき混ぜないとダマになってしまいます。

白っぽくなるまで卵黄と砂糖をよくすり合わせます。
お菓子作りの基本、ブランシールです。
薄力粉とコーンスターチを合わせてふるった粉を
に合わせ、かき混ぜます。
80度位まで温めた牛乳の約半量を 
卵のボールに入れてかき混ぜます。

この時バニラスティックも卵黄側に入れてしまいます。
シノアでバニラステックも含めて漉します。
慣れないうちは 別のボールを使って漉し
その後温めた牛乳にかき混ぜながら合わせると
失敗がありません。

いずれせせよ コンロの火はいったん止めておきます。
再び火を着けてかき混ぜながら熱を加えていきます。
火が当たっている底の部分はコゲやすいので
重点的にフェ(泡立て器)でかき混ぜます。

少しとろみがついたところで 軟らかくしておいた
バターを加えて さらにかき混ぜ続けます。
最初はモッタリと固まってきます・・・
更に加熱し続けてかき混ぜ続けると
クリームが軟らかくなって表面にツヤが出てきます。
 
一般的な製菓の本では 中心部がプクプクしてきたら・・・
と書いてありまが この状態ですとクリームが完全に
加熱されていません。

「クレームパティシエール」の炊きあがりです!
生クリームを加えると「クレーム ディプロマット」になります。
別のボールに移して氷水等で急速に冷やします。
途中でかき混ぜてやり 中心部も早く温度を下げます。
確かに加熱したので一般生菌数は少なくなっていますが
”0”ではありません。

部屋の中には雑菌もいますので
表面をラップで保護し(乾燥も防げます)菌が増えることを
防ぎます。

中途半端な温度(体温前後)で長く置いておくことは
上記の理由から 避けましょう!

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