カヌレドボルドーの作り方レシピ

1990年代初頭に日本でブームとなった「カヌレ」です。
いつのまにか姿を見なくなりましたが 上手に焼くと美味しいお菓子です。

■専用の型で12個分の配合です

薄力粉 50g
コーンスターチ 50g
砂糖 175g
全卵 1.5個
卵黄 2個
バター 30g
ラム酒 30g
ハチミツ 30g
牛乳450cc
生クリーム(動物性)50g
バニラ 0.5本
卵黄、全卵、砂糖、ハチミツを
ボールに入れ
すぐにかき混ぜます。
 
すぐかき混ぜないと
ダマになってしまいます。
振るった薄力粉、コーンスターチに
卵を少し入れ、かき混ぜます。
 一度に全部入れないで
2〜3回に分けて入れ、
ダマにならないように
かき混ぜます。
 粉と卵が混ざったところに
溶かしたバターを入れ、
かき混ぜます。
 人肌程度に暖めた牛乳と生クリームを
あわせた物にバニラを入れて 香りを
つけておきます。

少しそのまま置いておいて
香りがついた牛乳・生クリームを
卵、砂糖、粉、バターが
混ざった生地の中に
少しずつ入れ、かき混ぜます。
 最後にアミでこして冷蔵庫で
必ず一晩(12時間以上)休ませます。

バニラスティックは、生地の中に
入れておいてください。
型に塗る「蜜蝋」(みつろう)です。
製菓材料店、薬局で販売しています。

昔は薬のカプセルにも
使われていたそうです。

ただし多く食べると
お腹をこわしますので注意です。
熱して溶かした蜜蝋を型にいっぱいまで
流し込みます。

型はオープンで熱くしておいてくださいね。
すぐに戻します。そして網の上に逆さまにして
置き 冷まします。

型が冷えていると蜜蝋の膜が
厚くなってしまいます。
薄〜い蜜蝋の膜が
型にコーティングされました。
仕込んでおいた生地をゆっくりかき混ぜます。
泡立たないように注意です。

底に粉が沈殿していますので ゆっくり
のこらないように かき混ぜます。
冷めた型に流しいれます。
型の上部1cm弱くらいまでです。
 上下の火で230〜40度までオーブンを温めます。
最初は上段に入れて上火を強くします。

表面がフツフツしてきたら 下段に移して
下火を強くします。

またその時に上火は切ります。
後は下火のみで焼き続けます。
焼くのに一時間近くかかりますので
表面は うっすら焼き色が付き始めた時点で
切らないと 真っ黒になってしまいます。

反面、底には型と鉄板がありますので
意識して下火を入れないと焼き色は付きません。

型から生地が1cm弱くらい浮くのがベストです。
悪い例です。 型から生地が上がりすぎています。
最初の上火が弱いと こうなりやすいです。
上記の物を焼きあがった後 型から外すと
生地が底から離れてしまったため 焼き色が
付いていません。
最終的な焼き色は型から外してチェックします。
薄い時はもう一度型に入れ、オーブンへ。

焼き上がり後 冷めるにしたがって 
若干焼き色が濃くなります。

でもカヌレは、良く外側を焼き「パリパリ」とした
食感を楽しむお菓子なので しっかりと焼き色を
つけましょう。 
ベストな状態で焼きあがったカヌレの中です。
気泡が細かく入っています。

火が弱いと目が詰まってしまい モッチリとした
食感になってしまい美味しくないです。
完成です!「カヌレ」は
フランスボルドー地域の伝統菓子です。

ボルドーと言えばワイン。昔ワインの製造工程で
卵白を使っていました。余った卵黄でお菓子が
作れないか・・・と修道院で始まったのが
このお菓子です。

保存は常温で 焼いた当日中がパリパリ感を楽しめて
美味しく召し上がれます。
カヌレが焼ける様子を動画でお見せしています。 You Tube でどうぞ♪

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