もう3月! お雛様も終わったというのに、
パリは真冬のような天気が続いています。
こんなに雪の多い冬は、10年以上なかったそう。
ここ2週間程、毎日のように雪が降っています。
日本も年明け以来、ヘンなお天気が続いているそうですね。
やっぱり地球温暖化の影響でしょうか…。 |
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さて、いかに寒くて天気が悪かろうと、毎日の生活は続いているわけで
(といっても、パリはスキーヴァカンスでとっても静か!)、
先週は雪の中、はるばるスイスまで花のデモンストレーション及び
講習会をしに行ってきました。
しかも、パリから花を持って行ったので、トラックで!
朝、家を出てびっくり、一面が真っ白の銀世界!
どおりでアランが電話で、道が詰まっていて約束の時間に
間に合わないから私に代わりに行っておいて!と頼むはず…。
目の前でバスは動けなくなってしまうし…
メトロは普通に動いていたので助かった〜。
アランは、結局いつもは20分の道のりを、2時間かけてご到着。
朝からこれじゃあ、スイス行きの先が危ぶまれる…。
ご覧の通り、パリはパニック状態。
どこの街も都市機能は、もろいものですね。
幸運にも、雪害はパリ近辺だけで、スイスまで
約550キロの道のりは、どうにかこうにか。
とはいえ、11時に出て、途中お昼ご飯が2時間弱、
到着予定は7時のはずが…見事に税関で止められました。 |
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アランも同道のアニ−(ロワール地方シュノンソ−城の専属お花屋さん)も、
スイスをヨーロッパ加盟国と信じて疑わなくて、税関なんてあるわけない!
お金もユーロ!と気楽に考えていたのに、とんでもない。
あーだこーだといちゃもんをつけられ、結局1時間半以上足止めを
食らってしまいました。
それでも、トラックを一晩置いて、翌朝取りに来いということにならなくて、
本当によかったです。
花の植物検疫(切花は必要ないらしい)とか、花以外になにか
積んでいないか(トラックの重さまで計ってた!)だとか、やれやれ。
目的地はジュネーヴ。 でも、観光のかの字もできませんでした。 |
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だから、せめてと思って、スイスの晩御飯です。
ジュネーブは何気に美食の都だそうで、
レストランの質も高いのだそう。
保存食用の小壜に、フルーツサラダと
緑茶のシャーベットが入っていたりするのは、
なかなかおちゃめでした。 |
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翌朝は、早起きしてレッスンの準備。
生徒さんはインターナショナルな、ジュネーヴ在住のお金持ちのマダムたち。
皆さん本当に親切で、素敵なマダム達。個人制作風景は、まるで小学校のよう…。 |
慌しく、持ちよりのお昼ご飯を食べて、帰途に着いたのでした。 |
だけど、いきはよいよい、帰りは怖い。 今度はフランス側税関で止められて、
旅行かばんの中、全部を引っかきまわされた挙句、身体検査まで!
’スイスでは何を?’−’デモンストレーションを’ー’なにか買ったものは?’−’なにも’…
なのに、税関手前のサービスエリアで買ったチョコレートを発見されて、
’買っているじゃないか!’だって。
まさか、たかだか4,5枚の板チョコで税関申請をしなきゃいけないなんて、
思ってもみないですよね。ここまで来ると、もう笑い話のよう。
まるで、麻薬の密売人かなにかのような取り扱われ方は、
人権侵害だ!と言いたくなるけれど、しょうがない。
重箱の隅をつつくようなみみっちいやり取りは、フランスのお役所の得意?とするところ。
(スイスでも思ったけど、フランス側のほうが1枚上手)。
とにかく腰を低くしといて、事無きを得ました。
何にも見つからなかったので、不服だったでしょうね。 ふ〜んだ!
たかだか1泊2日のスイス旅行だったのに、妙につかれました。 やれやれ。 |
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こう寒いと、散歩も億劫に…。
最近のお気に入りは、サンジェルマンデプレの
ドゥマゴにてお茶しながらのカード書き。
ドゥマゴなんて、高いしスノッブだ!
と、思っていたけれど、非喫煙者用の
スペースがしっかりあるのは、やっぱり魅力です。
おまけに、コーヒーもポットでサーヴィスされるので、
ゆうに2杯分(以上!)はあるので、意外とお徳。
紛れ込んだすずめが愛嬌を振りまいてました。 |
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初めて見た! フランスの雪だるまです。
パリには珍しい1軒屋のお宅の庭で。
彼が溶ける頃には、春が来るのでしょうか…。
皆さんも、風邪ひかないよう、お元気で! |